こんにちは!磯瑞ひよりです。
「仕事辞めたいような気がするけど、こんな事言う自分が甘えてるだけなんじゃないか…」
「上司にひどいこと言われて落ち込んでるけど、ここは乗り越えなきゃいけないんだよな」
というような状態で、すぐに辞めるわけではないけど仕事で悩んでいる方にはぜひ確認していただきたいことをまとめてみました。
自分でチェックしてみて、客観的に状況を把握してみましょう!
仕事を辞めたい理由・悩みの中身
なぜ辞めようかと考え始めたのか、いちばん大切なのはその理由です。
ここにはじっくり時間をかけて考えてみましょう。
仕事を辞めたい理由を言語化してみることで気持ちを整理する
仮に退職することに決めたとしても、自分ひとりで済む問題ではありません。
まずは上長などに退職の意志を伝える必要がありますし、そこでは必ず理由を問われます。
状況によっては上長からその理由を解決するから辞めないでほしい、と慰留されることもあると思います。
その時にしっかりと自分の気持ちを伝えられるように、仕事を辞めたい理由やその後にやろうと考えていることを整理しましょう。
例外として、医師からの提案など緊急性が高い場合は、専門家である医師の判断を最大限尊重してくださいね。
自分の心身が取り返しのつかない状態に陥っても、職場は何もしてくれません。
筆者としては上長から引き止められても悩みを解決できるのであれば、退職を思いとどまっても良いと思います。
あくまでも退職は悩みを解決するための手段であり、他に方法があって辞めずに済むのであれば一考の余地はありますよね。
逆にどうしても在職のままだと解決できないということが上長にも伝えられれば、円満に退職の手続きを進められます。
それから退職した後に転職するとしても、面接では「なぜ転職しようと思ったのか?」と問われます。
本当の理由を包み隠さず話す必要はありませんが、よどみなく話せるようにするためにも自分の中の気持ちを整理することは有効です。
また、改めて理由を言語化してみると、意外と退職しなくても解決することもあったりします。
どの方向に進むにせよ、今後の方針を決めて動きやすくなりますので、しっかりと仕事を辞めたい理由について見つめ直してみてください。
難しければ辞めたくない理由でもOK
「辞めたい気持ちはあるけど辞めたい理由とか思いつかない!」
ということもあるでしょう。
そういうときは「辞めたくない理由」で辞めたい原因が埋もれてしまっていたりします。
それならばあえて「辞めたくない理由」から考えてみるのも良い方法です。
「辞めるわけにはいかない理由」でも良いと思います。
それらが全て無くなったときに、自分の本当の気持ちが見えてきますので、悩んでしまったら試してみてください。
辞めたとき・辞めなかったときのメリット/デメリット
辞めたい理由の次は、辞めたときと辞めなかったときそれぞれのメリット/デメリットの再確認をしましょう。
辞めたときのメリット/デメリット
辞めたときのメリットは、悩みが解決する見込みがあることですね。
人間関係が悩みであったなら退職すればもう関わる必要がなくなりますし、やりたい仕事ではなかった場合はやりたい仕事ができる職場に転職できます。
心身の不調が悩みなら、辞めることで少なくとも悪化を防ぐことができます。
しっかり休養できれば回復・改善が見込まれます。
メリットは人によって異なりますが、デメリットはある程度共通してきます。
- 収入の柱が無くなる不安
- 環境が大きく変化する不安
- キャリア形成で空白期間ができる ※転職先が見つからない状態で辞める場合
- 辞めることで同僚への負担が増える(途中で投げ出してしまう)罪悪感
- 期待してくれていた上長への罪悪感 etc…
そのデメリットを今後どうカバーしていくのかが鍵になりますので、併せてよく考えましょう。
辞めなかったときのメリット/デメリット
辞めなかったときのメリットは、現状を変えなくていいという点、収入源を失わなくて済むという点が挙げられます。
人間は自分が思っているより環境の変化にストレスを感じるもので、それが好ましいとされる変化であっても同様にストレスがかかります。
それを回避できるだけでも、メリットとしては十分と言えます。
デメリットは、今抱えている悩みを解決できずに放置することになる点です。
辞めようか真剣に検討するほどの悩みであるのに、辞めない選択をするということは少なからず我慢し続けることになりますので、どれくらい耐えられる・あるいは妥協できるものなのかよく確認しておきましょう。
今の自分の心身の状態/辞めたらどう変わるか
ここまできたらあと一歩です。
現状と、辞めたあとのことを具体的に考えてみます。
それによって緊急性を判断したり、辞めるのであればいつ頃にするか時期を検討していきます。
医者から休職や退職を勧められているかどうか
もし既に医者にかかっていて、主治医から休職や退職を推奨されているのであれば、すぐに行動に移すほうが良いでしょう。
場合によっては取り返しのつかないことになりかねないですし、そうでなくとも健康な心身を取り戻すには数年単位で時間をかけることになります。
無理をして悪化させるより、一度治療や休養に専念する期間を設けて寛解(かんかい)を目指して、休職・退職の手続きを進めてください。
辞めることで回復・改善に向かうかどうか
現在感じている悩みや不調が、仕事を辞めることで改善に向かうかどうか想像してみましょう。
例えば、残業が多かったり通勤に時間がかかっていたのが、自宅で終日ゆっくりできるような生活になったらどう変わるのか、などです。
もし改善しなさそうであれば退職はもう少し考えたほうが良いかもしれないですし、逆に改善すると見込まれるなら辞める方向で検討していきます。
そして転職をしたら収入アップが見込めるのか、より自分の希望する業務に携わることができるのか、ということも併せて考えてみてください。
これも「辞めることで解決する悩み」にあたりますね。
仮に辞めたとしたらその後何をするのか
辞めてしまう前に辞めた後やその先の人生どうするのか、ということも考えていきます。
改めて人生の価値観を見つめ直すことになるので、ここが一番重要ですが時間もかかる部分です。
辞めた後の経済的な問題
仕事を辞めると収入源が無くなります。
ここがネックになって決心しきれない、ということも多いのではないでしょうか。
実は仕事を辞めたとしても、公的保障である程度の金額は補えますので、以下の記事を参考にしてください。
辞めた後の過ごし方
仕事を辞めるにあたって、周囲の説得に難航する場合があります。
無計画に退職するのではなく、きちんと過ごし方まで考えた上での決断であれば納得してもらえる可能性がグッと上がります。
以下の記事で詳しく述べていますので、よかったら参考にしてください。
それでも辞めるか迷ったら・決心しきれなかったら
ここまでしっかり考えてきても迷ってしまう、決心しきれないという場合もあると思います。
そういうときは一人で煮詰まってしまうより、誰かに相談してみるのがおすすめです。
これまで考えてきたことのメモを信頼できる人に見せて相談する
まずは身近で自分を大切に思ってくれている人に相談してみましょう。
家族でもパートナーでも友人でもOKです。
自分が本心を伝えられる相手であることが一番なので、この人でなければいけないということはありません。
話を聞いてもらうだけでも、自分の気持ちを改めて整理することができるので、相談するのは良い手段だと思います。
相談する相手がいない場合
どうしても誰にも相談できない、という場合は第三者や公的・もしくは民間の機関に相談するのも良いでしょう。
なんなら本ブログのお問い合わせフォームから、筆者へご相談いただいてもかまいません。
何にせよ一人で抱え込んでしまうほうが、その弱みに付け込もうと良くない人が近づいてきたりするので、無理せず誰かに相談しましょう。
まとめ
- 仕事を辞めたい理由を言語化してみることで気持ちを整理する
…難しければ辞めたくない理由でもOK - 辞めたとき・辞めなかったときのメリット/デメリットを確認する
- 医者から休職や退職を勧められていれば早めに決断する
- 辞めることで回復・改善に向かうかどうか考える
- 辞めた後の経済的な問題をどう解決するか調べる
- 辞めた後の過ごし方を検討する
- それでも辞めるか迷ったら・決心しきれなかったら
…これまで考えてきたことのメモを信頼できる人に見せて相談する
様々な事情ですぐに休職や退職という決断ができない、ということもあると思います。
あくまでも休職や退職は、悩みや不調を解決・改善するための選択肢の一つですので、他に方法が見つけられれば休職・退職にこだわる必要はありません。
これからの自分の生き方をよく見つめ直して、後悔のない決断をしましょう。
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