こんにちは!磯瑞ひよりです。
かなり更新が滞っておりましたが、FP2級試験の対策に時間を使っておりました。
遅くなりまして申し訳ありません。
そして9月12日に、ファイナンシャル・プランニング技能士2級の試験を受けてまいりました!
合格発表は10/25にあり、学科も実技も合格していました!!!
今回は筆者の試験当日までの勉強方法や勉強時間、当日の過ごし方などをレポしていきます。
結論から申し上げますと、全く参考にならないですし、参考にしない方が良いであろう過ごし方をしてしまっています…
反面教師的に見ていただきつつ、こんな感じでも受かる人はいるんだ!という感覚でご覧いただければと思います。
使用教材について
筆者の使用した教材はテキスト一冊とYoutube動画のみでした。
今のYoutubeは本当にすごいですね、クオリティの高い動画がいくらでも無料で視聴できる時代です。
王道的にはテキスト対応の問題集もここに加わりますが、
「どうせ過去問全部解ききれないから」
という理由で購入しませんでした。
そして試験1か月前くらいから
「違うテキスト買えばよかった」
「問題集買えばよかった」
と後悔することになります。
王道は王道たる所以がありますね。
使用したテキスト
使用テキストについてはこちらの記事で詳しく紹介しております↓
使用感については、正直これから受験する方は
「大手予備校が出しているものを選んだほうがハズレが少ない」です。
3級のときに使用したナツメ社のものはもう少し使いやすかったので、2級もそちらにすれば良かったと思いました…
参考になったYoutube動画
今回の受験は、Youtubeに本当にお世話になりました!
様々な動画を視聴しましたが、特に筆者の個人的な考え方に近くて参考にさせていただいたのが、東大卒1級FPほんださんのチャンネルです!
魅力的に感じたポイントは
- ただ暗記するのではなく、法律を考え方や制定の経緯から理解できるようにする
- テキストに記載されていなくても、知っておくと理解が深まることを交えている
どうしても「合格するにはここを押さえる!」という内容になりがちなところを、
(もちろんそういったコンセプトも素晴らしいですし、必要だと思います)
ほんださんは筆者的に一番欲しいところからアプローチしてくれています。
このチャンネルがなかったら合格ラインに達することはできなかった、とも言えるくらい参考にさせていただきました。
3級からお世話になっている過去問サイト
過去問サイトはいくつかありますが、筆者はこちらのサイトを活用させていただきました↓
こちらの過去問道場さんは、これまで解いてきた問題や自分の正答率もグラフで確認できます。
そして間違えた問題だけ解き直す「復習モード」というものがあります。
この復習モードには本当にお世話になりました…!
また、問題ごとに「チェック」というブックマークのようなものをつけることができ、「チェックをつけたものだけ出題」というモードも選択できます。
他にもかゆいところに手が届くようなシステムになっていますので、今後受験される方はぜひ活用してみてください!
反省点
合格したとはいえ、反省点はあります。
むしろ反省すべきところばかりです。
こんな勉強方法でよく合格点到達できたな…と自分でも思うほどですので、この記事を読んでくださっている方は絶対に真似しないように!
過去問に取り組み始めるのが遅すぎた(また言ってる)
3級合格した記事でも同じことを言っていたのですが
「過去問にもう少し早く取り掛かっていればよかった」
と今回も言わせていただきます…
ではなぜ過去問に取り掛かるのが遅くなってしまったのか?
それは「問題文がやたら難しい文章にレベルアップしていたから」でした。
FP3級とFP2級の過去問の問題文を見比べてみると、2級の問題文は越えられない壁が間にあるかのような難しい文章になっています。
実際は見かけほど難易度が高くない問題だとしても、問題文からしてもう読むのがイヤになってしまうような文章なので、なかなか取りかかれませんでした。
逆に言うとこの「読むのがイヤになってしまう」壁を乗り越えさえすれば、かなり順調に勉強が進むと思います。
実技試験対策を手薄にし過ぎた
実技試験って個別で対応しているテキストがなかなか存在しないので、
「無いってことは学科ちゃんとやっていればできるでしょ」
と高をくくっていました。
それが大きな間違いであると気づいたのが試験一週間前…
ほんださんのYoutubeチャンネルで実技試験の対策動画がアップされ、一応見ておこうと視聴してみたところ
めっちゃ難しいじゃん何これ!!!!!(泣)
となりました。
もちろん学科の内容の理解が必須であることには間違いなかったのですが、
FP3級と比べ物にならない難易度でした。
学科の勉強をした上で、しっかり対策して勉強すれば解けるものではあります。
その意味ではものすごく難しい問題ではないとも言えます。
ですが試験当日に全くの初見だったら、面食らって解ききれなかったでしょう…
学科だけでは対応しきれないような問題が、次々と出てきます。
しかも問題に使う問題文内の資料がやたら多いこと……
学科のみの対策にしていた勉強スタイルの中に、慌てて実技試験の対策も組み込みました。
もう少し遅かったら絶対間に合ってなかったので、ほんださんに圧倒的感謝です。
ちなみに試験当日のお昼にも、実技試験の対策動画を復習がてら視聴しておりました。
本当に良い時代になりましたね…
テキストは逆張りで選ぶべきではなかった
テキストは売れているものは相応の理由がありますし、選ぶところから通販よりも書店で手にとって選ぶ工程は必ず加えたほうが良いと思います。
持って帰るのが手間なら、決めてから後日通販でも良いと思います。
合格できた要因を考察
今回うまく行った部分を考察して、他の資格試験の受験でも再現できるか、今後FP受験される方の参考になる部分があるかどうかをチェックしてまいります。
多大なる家族の協力
何よりも家族の協力が非常に助かりました。
我が家は夫と二人暮らしですが、試験前はかなり気を遣ってくれていたと思います。
- 可能な範囲での家事
- 同じ姿勢続きがちなので肩のマッサージ
- 甘いものの差し入れ
- 自由時間で勉強することへの理解 etc…
など枚挙にいとまがないですが、夫の協力は本当にありがたかったです。
極めつけは「試験当日の送迎」をしてくれました!
筆者の受験会場が電車とバスを乗り継ぐ必要がある場所で、車で行ったほうが早いような立地。
しかし基本的に試験会場は車での来場を控えなければならないので、頭を抱えていたら夫が運転手をしてくれることになりました。
時間にも気持ちにも余裕を持つことができて、心底助かりました。
もし家族に協力してもらえそうであれば、試験のときくらいは甘えさせてもらっても良いと思います。
逆に家族内で試験を控えている人がいれば、積極的に協力したいところですね。
直前期の集中力と勉強時間
これは全然勉強していない焦りや緊張感があったからこそのものですが、2週間前からの集中力は内申がかかるテストばりだったと思います。
落ちてしまったらまた受け直せばいいという考え方もありますが、受験料が2級は8000円します。
「この8000円をもう一度払うことは絶対に避けたい!!!」
という強い意志で、自分の尻を叩いていた感じでした。
もちろんそれまでの期間できちんと学習を進めておくのが好ましいですが、
稀に「ちゃんとやったし大丈夫でしょ」と余裕ぶっこいてたらボロボロの結果だったりもしたので…
筆者はわりと短期集中タイプで、長期的に戦うのがそれほど得意ではなかったゆえの集中力だったのではないかと考えられます。
ご自分のメンタルタイプと相談して、ベストを尽くせる状態に持っていきましょう。
※今後社労士とか目指すなら長期戦苦手なのって致命的なのでは…?
「知らないと解けない」もの、「考えればわかる」ものの対策
FPの試験は特に顕著ですが、世の中の試験と呼ばれるものには
「知らないと解けない」問題と、
「知らなくても考えればわかる」問題
両方存在します。
中学生くらいのころから無意識にやっていた方法で、
「一見解けなさそうでも、問題文を読み込んで、すでに理解している知識を総動員すればある程度解ける」
というものがあります。
この方法ができるようになると、多少うろ覚えでもパズルの残りのピースの形が浮かび上がるように解けたりします。
※なお計算問題はこの方法が使えないことが多いので、数学の成績はずっと悪かったです!
ちなみにこれを使いこなせるようになると、余計な知識のための脳の容量を圧迫することなく、必要なところだけしっかり覚えることも可能です。
そうすると非常に効率よく学習を進められますし、テスト本番で実力を遺憾なく発揮できるようになります。
正直これができたから合格できたと思っていますし、自己採点するまでは受かってる手応えではなかったので、この習慣があって本当に良かったです。
申込日に遡って勉強期間をやり直すとしたら?
結果的に試験は合格したかもしれませんが、ベストを尽くした学習期間だったかと聞かれると反省点が多すぎます。
そこで「今から申込日にタイムスリップしたら、どんな過ごし方をするのか」を考えていきたいと思います。
- 学習方法について
- スケジューリングについて
- テキスト選定と問題集について
にフォーカスしていきます。
テキストは「読むもの」ではなく「勉強初期で過去問を解くときに調べる道具」
テキストを読む時間を割きすぎました!!!
テキストの活用方法に関しては、本当に何もかもを間違えていたような気がします。
勉強時間は確保していても、ダラダラとテキストを眺めるだけになってしまっていました。
最近気づきましたが、テキストは「読んで理解するもの」として使用しない方が良さそうです。
特にFPなどの法律やルールを覚えていかなければならないタイプの資格は、
「○○という法律があります」
とだけ書いてあっても、すぐに問題に落とし込めるほどの理解が難しいです。
ではどうやって進めるかというと、2択です。
- 問題を解きながらテキストを読む
- 法律を解説してくれる人に教えてもらうor解説動画を視聴する
2択というか両方やりましょう。
まず前者に関しては、読んでわからないのなら手を動かしながら理解を進めるしかない、ということです。
テキストを読む手間と問題文を読む手間、FPに関してはそれほど大きな差はありません。
なぜならFPの試験問題の構造が(特に学科試験では)「正しいもの(or誤っているもの)を選びなさい」というものになっているからです。
そこで「その問題文が正しい/誤っている」という確認を1問あたり4択分進めることができます。
最初のうちは難しいので、わからなければテキストで答えを探しながら問題を解いていきます。
筆者はとにかく問題文と向き合いたくない一心で「テキストを眺めて勉強したつもり」を得てしまっていましたが、
最初の一歩は頑張って「問題から入る、テキストはその後」を徹底するべきだったな…と今だから言えます。
つまりテキストは問題を理解するためのツールとして使っていくほうが効率的ではないか、と思えています。
後者は一昔前までは通信などの有料の講座を受けるしか方法がありませんでしたが、最近ではYoutubeでも非常にクオリティの高い解説動画が視聴できます。
前述したように、ほんださんのチャンネルがとても参考になりますので、受験される方はぜひ覗いてみてください。
(宣伝じゃなくて勝手におすすめしてます)
実技試験対策は遅くとも2週間前から開始
実情では1週間前からの対策でしたが、間に合ってませんでした!!!
合格点になんとかたどり着けたのは、もはや運とも言えるくらいです。
試験当日の昼休みにも、ほんださんの実技対策の動画を視聴していたくらいですので、その間に合わなさっぷりがご理解いただけると思います。
ですので、もしまた2級を受けるのであればせめてあと1週間早く(=2週間前から)対策を始めておきたいですね。
なぜ2週間前からかと言うと、直前の1週間は学科も含めた最後の追い込みをかける期間でもあるからです。
実技だけに時間を取れるわけではないですし、気持ち的にも全く余裕がありませんでした。
したがって、2週間前には実技の対策を始めておいて、1週間を切ったら追い込みをかける体制を整えたいところです。
問題集は1冊買っても良かったかもしれない
もう一回受験するとしても問題集を1冊まるまる解ききれる自信はありませんが、過去問サイト上でのみ問題演習をする(=手元に演習テキストが無い)のは若干の不便さを感じました。
通信状況が悪ければ読み込みに時間がかかりますし、スマホだと画面が小さくて本番とはかなり異なる環境になります。
試験対策として、本番の環境に寄せて演習をするのは一つの技です。
模試を受けるのが最も適していますが、普段の学習から試験本番を意識して環境を近づけるのも非常に有効です。
妥協案として実際はiPadを使用していましたが、このためだけに高価なタブレットを買うことはなかったと思いますので、持っていなければ紙の問題集を購入していたでしょう。
なおPCでも過去問サイトを利用できますが、ひたすらクリックするせいで手が疲れがちなので、タップで進められるスマホやタブレットがおすすめです。
まとめ
- 参考になったYoutube動画→ほんださんのチャンネル
- お世話になった過去問サイト→過去問道場さん
- 過去問に取り組み始めるのは早いほど良い
- テキストは逆張りで選ぶべきではない
- 多大なる家族の協力に感謝
- 自分のメンタルタイプに合わせたスケジューリング
- 「知らないと解けない」もの、「考えればわかる」ものの対策
- テキストは「読むもの」ではなく「勉強初期で過去問を解くときに調べる道具」
- 実技試験対策は遅くとも2週間前から開始
- 問題集は1冊買っても良かったかも?
以上、参考にしていただけたら幸いです。
ご質問等ございましたら、コメント欄にてよろしくお願いいたします!
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